第8回トライボロジー・スキルアップ講座

  「摩擦・摩耗試験」                                               ~トライボ要素設計の基礎となる摩擦・摩耗試験~

開催日 2016年1月27日(水)

趣旨

 トライボロジー現象の基本的な評価技術である摩擦・摩耗試験には様々な方法があり,同じ条件でも方法によっては結果に大きな差違が生じるため,トライボロジーは難しいという印象を与える一因となっております.
 本講座では,当該分野に深い造詣を有する講師が摩擦・摩耗試験における要点を様々な観点から具体的な事例を交えて紹介します.総論では,摩擦・摩耗試験の課題と対処について,各論では,試験装置の開発・運用の観点から試験機と試験作業のポイントについて,潤滑剤の開発・評価の観点から潤滑油とグリースの試験における留意点や勘所について,機械製品の設計・製造の観点から機械要素の試験方法と結果の解釈の仕方について,それぞれ解説します.
 パネルディスカッションでは,講師が豊富な経験を活かして受講生の疑問にお答えします.

対象

 摩擦・摩耗試験を業務に役立てたい研究者および開発者等で,本学会が主催するトライボロジー入門講座レベルの知識を有する方.摩擦・摩耗試験に関する専門知識や経験の有無は問いません.

キーワード

摩擦,摩耗,潤滑,トライボ特性評価,トライボ要素設計

会場

東京理科大学 森戸記念館 (東京都新宿区神楽坂4-2-2,TEL: 03-5228-8110)

会場までの交通
 JR総武線,地下鉄有楽町線,東西線,南北線飯田橋駅下車 徒歩3分(毘沙門天向いの路地を曲がる)

会場アクセス

プログラム

(1) 10:00-12:00 「摩擦・摩耗試験の課題と対処」         早稲田大学 名誉教授 松本將 氏

 摩擦,摩耗や焼付きの試験結果は,使用する試験機や試験方法によって左右される.試験結果が,接触形態,運動形態,材料組み合わせ,温度や潤滑状態,試験時間や試験加速条件によって変化し,データを製品設計に活用する際に生データを使用することが難しい.そのため,機械製品を製造する企業では,小型の摩擦摩耗試験は材料や潤滑剤のスクリーニング,その後実機試験を経て製品適用する状況がある.スクリーニングした材料や表面処理材が実機試験でうまく機能しない場合も多い.その原因は,スクリーニング試験と実機の試験条件の違いに起因することは容易に想像できる.どうすればスクリーニング試験結果を活かせるのかについては完全には解明されてはいないが,摩擦・摩耗の種類や発生メカニズムを踏まえた,実験データを理解することによって対処する道はある.本講では,講座の総論として,基礎試験でデータの実機への適用を目指しての摩擦,摩耗形態に対応した試験方法及びその課題と現実的な対処策を示す.

(2) 13:00-13:50 「摩擦・摩耗試験機と試験作業のポイント」      ㈱日立パワーソリューションズ 中島昌一 氏

 トライボ試験機は技術分野や目的により様々な機種が開発されている.いくつかの代表的装置の概要や特徴,課題に合う評価法や機種選択のポイントを紹介する.また,実験作業や実験計画,結果解析,試験機設計における留意点にも言及する.

(3) 14:00-14:50 「潤滑油&グリースの摩擦摩耗試験」         ㈱デンソー 佐々木啓次 氏

 実際の製品で起こるトライボ現象の理解や,それに最適な摩擦材料,潤滑状態などを明らかにするには,単純な系での摩擦摩耗評価は非常に重要である.この講義では,当社が実際の製品に適用してきた事例を中心に紹介しながら,摩擦摩耗試験の留意点や勘所について概説する.

(4) 15:00-15:50 「機械要素の摩擦・摩耗試験」                  ㈱東芝 吉井保夫 氏

 多くの機械製品は軸受や歯車など様々な機械要素で構成される.これら機械要素の摩擦・摩耗試験について,試験の対象と試験の方法,試験結果の解釈の仕方について,実例を交えて解説する.

(5) 16:00-16:50  講師によるパネルディスカッション

 講習の申込時に寄せられた質問を中心に,パネラーが経験に基づいて説明します. 

定員 ※少人数により高い達成度を目標とします.

定員 40名
 ・締切日前でも定員に達し次第,申し込みを締め切らせていただきます.

参加申し込み 

参加申し込み締め切り: 2016年月1日20(水)厳守

※受講決定後に取り消しの申し出がありましても,受講料は返金いたしませんのでご了承下さい.また,新共通無料参加券利用の場合,参加券を回収させていただきますのでご了承下さい.

受講料

正会員・名誉会員・学生会員:\10,000,
維持会員会社所属の非会員:\15,000, 
非会員:\30,000

※申込時,同時に正会員に入会手続きされますと,正会員料金で参加できます.会員申し込みはホームページでお願いいたします.http://www.tribology.jp/entry/index.html
※維持会員の新共通無料参加券が使用できます.1枚/1人
※受講決定後に取り消しの申し出がありましても,受講料は返金いたしませんのでご了承下さい.また,新共通無料参加券利用の場合,参加券を回収させていただきますのでご了承下さい.

受講料のお支払いは,下記の銀行振込または郵便振込でお願いいたします.
・みずほ銀行虎ノ門支店 普通貯金口座No. 1416071
・郵便局 通常預金 記号 10080 番号 60306211
  口座名義 シャ)ニホントライボロジーガッカイ
(〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館 407-2,TEL. 03-3434-1926,FAX 03-3434-3556)

教材

※教材の掲載は終了しました

問合わせ先

一般社団法人日本トライボロジー学会事務局
TEL 03-3434-1926 電子メール member@tribology.jp