ランチョンセミナー

ランチョンセミナー

日  時 : 2012年 9月16日(日) ~ 18日(火)  12:15 ~ 13:00
会  場 : 室蘭工業大学 教育・研究1号館 1階 C103号室
       〒050-8585 北海道室蘭市水元町27-1
募集定員 : 各日 70 名

9 月 16 日 ( 日 )  セミナー(1) と セミナー(3) の開催日が入れ替わりました.

弁当配布 12:00
セミナー (3) 新日本製鐵 (株)     川名 章文
護岸工事作業者の転倒防止を目的とした滑り難いめっき鉄線
12:15 ~ 12:35
セミナー (2) シンセメック (株)     松本 英二
今,ものづくりに携わる機械設計者に求められるもの
12:40 ~ 13:00

9 月 17 日 ( 月 )  セミナー(1) と セミナー(3) の開催日が入れ替わりました.

弁当配布 12:00
セミナー (1) NS北海製線 (株)    小山内 武則
ポリエチレン樹脂を被覆したアンボンドPC鋼棒
12:15 ~ 12:35
セミナー (4) トライボテックス (株)   川畑 雅彦
オンライン潤滑状態監視システムによる実機の軸受損傷試験
12:40 ~ 13:00

9 月 18 日 ( 火 )

弁当配布 12:00
セミナー (5) 北日本精機 (株)     江本 尚弘
ステンレス製軸受の冷間鍛造・冷間ローリング加工技術開発
12:15 ~ 12:35
セミナー (6) (株) ダイナックス     舟根 徹
自動変速機デュアルクラッチトランスミッション(DCT)用湿式クラッチ
12:40 ~ 13:00

セミナーの概要 と キーワード

★ セミナー (1)
 アンボンドPC鋼棒は軌道スラブやコンクリート枕木に用いられ,鉄道軌道の路床の強度を支えている.PC鋼棒にポリエチレン樹脂を被覆することで,軌道スラブ緊張応力導入時の摩擦を低減し,コンクリート養生に用いられる蒸気温度下(60~120℃)でも流下せず,-80℃まで脆化することがないので寒冷地地区の凍害も防止する.ポリエチレン樹脂を被覆したアンボンドPC鋼棒を紹介する.
・ キーワード : スラブ軌道,プレストレストコンクリート,樹脂被覆,緊張材,ポストテンション方式

★ セミナー (2)
 当社はオーダーメードの自動機械を製造しているが,昨今これに携わる機械設計者にどのような技量が求められているかを,独自の視点でとらえ問題喚起したい.
・ キーワード : ものづくり,機械設計者,自動機械,技量

★ セミナー (3)
 河川護岸工事における施工作業者の転倒事故を防止するため,亜鉛-11%アルミニウム-2%マグネシウム合金めっき鉄線の表面に凹凸(粗面)を施すことで,従来のめっき鉄線に比べ摩擦抵抗が格段に向上した滑り難いめっき鉄線を開発した.この製品は施行時の安全性を確保するだけではなく,マグネシウムを添加することによって耐食性が向上し,従来の亜鉛アルミニウム合金めっき鉄線の1/3のめっき付着量で耐久性を維持することが可能であり,亜鉛の省資源を実現した.
・ キーワード : 溶融亜鉛めっき,耐食性,耐摩耗性,省資源,多自然川づくり

★ セミナー (4)
 近年,産業界における設備診断は,振動法,サーモグラフィー法,超音波診断法,電磁診断法など様々な診断技術により予知,予防保全が行われ,保全形式もTBMからCBMへと移行が加速している.また,状態監視も,個々の診断技術の特性を活かしながら複数の診断技術を組み合わせ,診断精度を上げる試みが始まっている.筆者らは,監視パラメータの複合化,いわゆるハイブリッド診断(総合診断)を目指し,更新のために撤去が予定されている実機揚水ポンプの軸受を使用し,正常な状態から故意に過酷な潤滑状態にし,最後には軸受を焼損させ,その間の状態を様々なパラメータをオンラインで監視し,それぞれの特徴を確認したので報告する.
・ キーワード : ハイブリッド診断,複合化,オンライン監視,実機軸受

★ セミナー (5)
 ステンレス製軸受は耐食性に優れているため腐食性雰囲気等の環境で使用可能な軸受であるが,一般的な軸受材料であるSUJ2と比較して材料コストが高く,また加工性が悪いため加工コストも高くなる.この問題を解決するために,製造工程を材料歩留まりの改善が見込める冷間鍛造および冷間ローリングを採用した工程に変更し,また加工性の向上を図るために,ステンレス鋼材の成分調整を実施し,一定の成果が得られたので,これらの概要について紹介する.
・ キーワード : 軸受,ステンレス,冷間鍛造,冷間ローリング,タグチメソッド

★ セミナー (6)
 自動車用の自動変速機として遊星歯車を使用するステップAT(Automated transmission),ベルト式のCVT(Continuously Variable Transmission),デュアルクラッチ式のDCT(Dual Clutch Transmission)など様々なタイプの変速機がある.その中でDCTは,発進及び変速を2つのクラッチにて行うことが特徴であり,近年, 欧州や国内での開発が盛んである.当社にて開発したDCT向け湿式クラッチ技術を紹介する.
・ キーワード : 自動車,自動変速機,DCT,湿式クラッチ

申込方法

  • 参加者は,2企業分入れ替え無しで聴講していただきます.途中入退出はご遠慮ください.
  • なお,学生の参加は,原則として期間中1回のみに制限させていただきます.
  • ランチョンセミナー参加希望者は,セミナー開催当日の朝,総合受付にて申し込み,整理券を受領してください.
  • 募集定員70名になり次第受付を終了します.
  • セミナー会場入口で,整理券と引き替えに弁当・お茶を配布(無料)します.
  • 特に関心の高い会員におかれましては,下記担当者にお問い合わせください.

セミナー全般に関する問い合わせ先

 「トライボロジー会議2012秋 北海道 室蘭」 実行委員会(ランチョンセミナー担当) 小山内 武則
 〒067-0064 北海道江別市上江別470  NS北海製線株式会社 製造技術部
 TEL: 011-382-5050, FAX:011-382-5300, E-mail: takenori-osanai@nshk.co.jp