トライボロジー会議 2010秋 福井

ランチョンセミナー(新企画)

皆様のご参加を心よりお待ち致しております.

 

 

開催日時 :2010年9月14日(火),15日(水),16日(木) 12:15〜13:00

会   場 :教育地域科学部1号館 1F 11講義室

募集定員 :60名

申込方法 :


【セミナー全般に関する問い合わせ先】
  「トライボロジー会議2010 秋 福井」実行委員会 岩井善郎
  〒910-8507 福井市文京3-9-1 福井大学大学院工学研究科機械工学専攻
  TEL: 0776-27-8544, FAX: 0776-27-8748(学科事務室), E-mail: yiwai@u-fukui.ac.jp

9月14日(火)

弁当配布   12:00
セミナー@ (株)オプセル    新田 勇(nitta@eng.niigata-u.ac.jp) 12:15〜12:35
  広い観察視野を持つレーザ走査イメージャー
セミナーA 日華化学梶@     池端和彦(ikebata@nicca.co.jp) 12:40〜13:00
  自動車資材への界面活性剤技術によるトライボロジー


9月15日(水)

弁当配布   12:00
セミナーB フジタ技研梶@   岡崎健一(kfujitag@estate.ocn.ne.jp) 12:15〜12:35
  CVDおよびPVDコーティングと鍛造金型/TD>
セミナーC (株)パルメソ    松原 亨(t-matsubara@palmeso.co.jp) 12:40〜13:00
  新技術・硬質薄膜の表面強度評価用MSEテスター


9月16日(木)

弁当配布   12:00
セミナーD アイテック(株)      佐々木 肇(sasaki@eyetec.co.jp) 12:15〜12:35
  ナノダイヤモンド複合めっき技術の開発としゅう動部材への適用
セミナーE バルチラジャパン(株)  横井慶吾(keigo.yokoi@wartsila.com) 12:40〜13:00
  船尾管シールライナー


【セミナーの概要とキーワード】

セミナー@
レーザ走査イメージャーは,レーザ走査方式の共焦点型レーザ顕微鏡です.本装置は視野が広いことが特徴で,通常では諦めてしまうような広い観察対象を短時間で画像計測することが可能です.観察の一例として,透明体の表面欠陥観察や円筒面の観察およびゴムのすべり観察などを紹介します.
キーワード:超広視野,表面欠陥観察,表面形状測定,円筒面観察,すべり観察,レーザ干渉

セミナーA
自動車はアルミニウムに代表される金属,ポリエステルに代表される樹脂,その他ガラスなど多種多様な要素から構成され,自動車資材製造の際,界面活性剤技術を利用しているケースが多くあります.例えば,金属鋳造の際に使用される金型用離型剤,カーシートの耐摩耗性向上剤などが挙げられます.いずれの加工剤も油または固体状の潤滑成分を水中へ乳化,分散して提供されており,この技術を紹介します.
キーワード:自動車,潤滑性,耐摩耗性,界面活性剤

セミナーB
冷間鍛造を主とした,熱CVDやPVDコーティングを施した金型を製作している経験を通して,ハードコーティング装置としての熱CVDとPVDコーティング装置について説明するとともに,それら膜の特性について若干の知見を示します.また,冷間鍛造におけるこれらコーティングの使われ方と,それら金型の損傷形態および摩擦摩耗状態を例示します.
キーワード:薄膜,CVD,PVD,鍛造,金型

セミナーC

DLC膜を代表に超硬質薄膜の研究・開発が進み産業界で利用され始めています.これらの限界表面はさまざまな評価法を使って評価・分析を行っていますが,従来の評価法だけでは特性を測り難いなどの問題が指摘されています.このたび,このような材料の表面強度の計測を新開発の技術で可能にしたMSE試験法を紹介します.1μmの投射粒子が引き起こすnmサイズのエロージョンがDLC膜などの評価を可能にしています.
キーワード:計測装置,試験装置,薄膜,硬質,DLC

セミナーD
摩擦損失の主な要因であるしゅう動部における摩擦を低減させ,かつ寿命を改善するため,耐摩耗性と硬度を有するナノダイヤモンドをめっき皮膜中に均一に粒子径10〜20nmのオーダーで共析させる新規表面処理技術を開発しました.このナノダイヤモンド複合めっき皮膜は摩擦係数で30%低減(従来比),耐摩耗性で50%向上(従来比)等の優れたしゅう動特性を持つことが明らかとなりました.ナノダイヤモンド複合めっきの概略説明の他,試験結果等を踏まえ,しゅう動部材への適用について紹介します.
キーワード:ナノダイヤモンド,カーボンナノ材料,分散,複合めっき,ピストンリング

セミナーE
船舶のプロペラ軸の軸受には主に油潤滑式のすべり軸受が,その軸シールにはリップシールが用いられています.リップシールのしゅう動部にはプロペラ軸の摩耗対策としてシールライナーが装備されますが,プロペラ側のシールライナーは海水と接し耐摩耗性に加え耐腐食性が要求されるため特殊ステンレス鋼が使用されています.セラミックス及びタングステンカーバイトのコーティングにより更に信頼性を上げたライナーをご紹介します.
キーワード:シール,しゅう動,摩耗,腐食,コーティング



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