トライボロジー会議 2008秋 名古屋

イブニングフォーラム 「トライボロジストはいかに育成されるか

日時:2008916日(火)17:0019:30
会場:名城大学 N1102

 

 

l        趣 旨  地球温暖化に警鐘が鳴らされ,CO2削減が声高に叫ばれる今日,私達トライボロジストへの期待は益々大きく,重くなる一方です.そのため,明日のトライボロジーを支える若き科学技術者を育てることは,日々の課題に立向かうと同等あるいはそれ以上に,私達に課せられた重大な責務と考えます.このフォーラムの前半では,産業界と大学で技術者の育成に尽力された先達である山脇正雄先生に,ご経験に基づいた若手育成の思想と今後の展望をご講演いただきます.後半では,大学および産業界において日頃第一線の現場で若手を指導しつつ実務に携わっておられるパネリストを中心に,トライボロジスト育成における課題,将来展望等それぞれの思いを,会場の皆様と共に徹底討論したいと思います.

 

l        開催日時 2008916() 17101930

 

l        会  場 名城大学 N1102

 

l        総合司会 水谷 嘉之 氏 (岐阜大学)

 

l        内  容

1部 講演「 最近のものづくり教育−私の工夫と学生の反響−」   17:00-17:40

               山脇 正雄 氏 (岐阜大学客員教授 元株式会社デンソー)

 

(要旨)大手企業の技術者として活躍された講師は,最後の5年間に技能者教育の責任者として,技能五輪国際大会の金メダリストを養成した.その豊富な体験に基づいて到達した,工学系人材育成の理念は「知識(専門スキル)と行動(現場対応力)と教養(社会人力)の三つの融合による調和的発展である」という.

この理念の大切さを若者に伝えようと,近年は工学部の新しい大学院教育「モノづくりの教養学」講座を担当し,あふれる情熱と創意工夫によって,学生の目を輝かせている.受講者のレポートでは「これまでの講義と違い,先生の熱意を感じて刺激的で興味深く,能動的に受講できた」との感想が寄せられた.また,ある学生からは「1年生の時に先生の講義を聴いていたら,僕の大学生活はもっと有意義に過ごせたのに」と言われている.

 では,どんなスタンスで講義に向かい,そこにはどんな工夫がなされているのか? 人材育成に関する講師の考え方,取組み姿勢,創意工夫について,その薀蓄をじっくりと語っていただく.

 

2部 パネルディスカッション:トライボロジーの人材育成を徹底討論 17:5019:30

        パネリスト:益子正文氏(東京工業大学),岩井善郎氏(福井大学),堀切川一男氏(東北大学)

柴田正道氏(ジェイテクト),東崎康嘉氏(三菱重工業)*,五十嵐仁一氏(新日石)*   *:依頼中

 

l        参加申込 会議参加申込書にて,または当日受付にてお申込み下さい.準備の都合上,当日の正午までに申込みをお願いします.

 

l        参 加 費 1,000円 

 

l        問合せ先 480-1192 愛知県愛知郡長久手町 ()豊田中央研究所 トライボロジ研究室

     「トライボロジー会議 2008 秋 名古屋」実行委員会

     イブニングフォーラム担当 三田 修三

     TEL:0561-71-7358, FAX:0561-63-6920, E-mail: mdtmd@ccmfs.meijo-u.ac.jp

 


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