分類番号 S1 | 機能性コーティングの最適設計技術 | |
オーガナイザー: | 梅原 徳次 | 名古屋大学 大学院工学研究科 機械理工学専攻 〒464-8603 名古屋市千種区不老町 TEL:052-789-2785, FAX:052-789-2785 E-mail: ume@mech.nagoya-u.ac.jp |
加納 眞 | 神奈川県産業技術センター 〒243-0435 神奈川県海老名市下今泉705-1 TEL:046-236-1500, FAX:046-236-1514 E-mail: mkano@kanagawa-iri.go.jp |
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川口 雅弘 | 東京都立産業技術研究センター 〒115-8586 東京都北区西が丘3-13-10 TEL:03-3909-2151, FAX:03-3909-2590 E-mail: kawaguchi.masahiro@iri-tokyo.jp |
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トライボロジー特性の改善を目的とした種々の表面へのコーティング技術が進歩しています.
コーティング技術はその成膜手法,膜種など多種多様ですが,
すでに様々な産業品に実用化されていることから,
ある程度成熟した技術であるといえます.
加えて,過去3年間のトライボロジー会議におけるコーティングに関する研究報告件数は全体の約20%にのぼることから,
技術者,研究者の注目度も非常に高い現状にあります.
一方,コーティング技術はその多種多様性ゆえに,膜の材料的,機械的,電気的,光学的特性などの区分が十分整備されていないため,
コーティング技術の学術的認識が不明瞭かつ疎かになりがちとなっています.
例えば,近年最も注目を浴びているコーティングである非晶質カーボン膜は,すでに種々の機械要素摺動部品に適用されているにもかかわらず,
膜の材料的,機械 的特性を示す文献や書物が非統一的に混在しているため,
成膜手法や成膜条件,膜種などによる明確なトライボロジー特性区分ができていないのが現状です.
種々のコーティング技術に適した摺動環境を知るためにも,トライボロジー特性に及ぼす各種コーティングの影響の学術的体系化は急務となっています.
このような背景の下,トライボロジー特性に及ぼす各種コーティングの諸特性の影響の整備と,
学術的シーズの形成,発掘,発信を目的とした「機能性コーティングの最適設計技術研究会」を立ち上げました.
本シンポジウムにおいては、本研究会活動内容である下記のテーマに沿って多くの方々からご発表いただき議論して頂きたいと思います.
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分類番号 S2 | トライボケミストリー研究の新展開
−新理論・新現象・新計測技術・新応用技術の最先端と環境− |
オーガナイザー: | 中山 景次 | 千葉工業大学附属総合研究所 〒275-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1 Tel: 047-478-0196, Fax: 029-861-7238 E-mail: keiji.nakayama@it-chiba.ac.jp |
平塚 健一 | 千葉工業大学 機械サイエンス学科 〒275-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1 Tel:047-478-0503, Fax: 047-478-0299 E-mail: khiratsuka@it-chiba.ac.jp |
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平山 朋子 | 同志社大学 エネルギー機械工学科 〒610-0394 京田辺市多々羅都谷1-3 Fax:0774-65-6413, Fax: 0774-65-6827 E-mail: thirayam@mail.doshisha.ac.jp |
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様々な難解なトライボロジー問題にはトライボケミストリーが深く関与していると考えられます.
それゆえ、それらの問題を解決し、
トライボロジーの新技術開発を行うためにはトライボケミストリーの観点からのアプローチが極めて重要であるといえましょう.
しかしながら、この学問・技術分野には多くの因子が複雑に絡み合っているため、
その解析と学問の発展、応用技術開発は容易ではありません.
本シンポジウムにおいては、これらの難解なトライボロジー問題に対して、
トライボケミストリーの観点から挑戦し多くの成果を上げておられる研究者や技術者により、最新の研究成果をご発表頂くとともに、
この分野に関心のある多くの方々に積極的にご参加頂き、活発な討論を通してトライボケミストリーをさらに発展させ、
新たな技術革新に貢献したいと願っております.
トライボケミストリーに関する新しい発見、新理論、新計測技術、プラスチック・セラミックス・薄膜とトライボケミストリー、
摩擦にともなうガス発生と環境問題など、トライボケミストリーに関する様々な新しい成果をご発表頂き、
討議を通してトライボケミストリーの学問を深めたいと存じます.
積極的なご発表とご参加の申し込みをお待ちしています.
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分類番号 S3 | エコ・マニュファクチャリングにおけるトライボロジーの役割 | オーガナイザー: | 中村 隆 | 名古屋工業大学 工学部 機械工学科 〒466-8555 名古屋市昭和区御器所町 Tel:052-735-5336,Fax:052-735-5342 E-mail: tnakamur@nitech.ac.jp |
糸魚川 文広 | 名古屋工業大学 工学部 機械工学科 〒466-8555 名古屋市昭和区御器所町 Tel:052-735-5356,Fax:052-735-5342 E-mail: itoigawa@nitech.ac.jp |
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若林 利明 | 香川大学 工学部 材料創造工学科 〒761-0396 高松市林町2217-20 Tel:087-864-2393, Fax:087-864-2393 E-mail: twaka@eng.kagawa-u.ac.jp |
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環境負荷低減は様々な分野で実施され,
製品の生産活動においても消費エネルギーの削減,有害物質の除去が進んでいます.
本シンポジウムでは素成材産業から製品に至るまでの製造工程を対象にして,
トライボロジーが係わる環境負荷低減の課題,研究,実施成果を論議します.
アルミニウムの圧延工程では,食品衛生にも適合した添加剤で従来と同等以上の品質を確保した例があります.
また切削工程ではドライ・セミドライ加工が徐々に広まり,生産現場の環境を劇的に改善した例も見られるようになってきました.
しかし,幅広い製造工程に環境対応を適用するには多くの課題が残されているのが現実です.
一方,家電製品等のRoHS指令や自動車に対するELV指令に対応した素材の変更は,
新たな技術課題を生み出し,その中でトライボロジーが果たす役割が多く存在します.
環境負荷を低減しつつ生産能率を向上するエコ・マニュファクチャリングに関連するトライボジスト,
また関心のあるトライボロジストの積極的なご参加をお待ちしています.
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--> Last modified: Nov. 11, 2008
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