話題 | 「地雷除去に挑む!」〜豊かで平和な大地への復興〜 近年,日本において国際貢献の必要性が高まってきており,様々な分野において活動を行っております.そのひとつとして紛争跡地に設置された膨大な数の地雷除去があります.地雷は現在世界83カ国に1億1 千万個も埋まっていると言われています.中でも致命的な殺傷力を持たない対人地雷は,人々の手足を奪い,「死なない程度」に傷つけることで,生きる気力を失わせると同時に,多くの障害者を生み出すことで国力を疲弊させる,という目的を持った,まさに「悪魔の兵器」です. 地雷除去活動は,地雷原の地雷を除去だけではなく地雷除去後の土地が農地や学校用地に利用され,そこに暮らす住人たちの自立自活に繋げることが求められています. ニカラグアでは地雷除去後の土地でオレンジが栽培され年間60万ケース,150万ドルの輸出が出来るようになり,コーヒーや高原野菜の栽培も行われるようになりました.カンボジアでは地雷を除去した土地には学校が建ち,農地や農業研修所が出来ています. 今回,地雷処理機を開発した山梨日立建機株式会社の雨宮清氏に,地雷原で苦しんでいる人たちの状況や地雷による被害者を減らすための取り組み,安全に地雷除去出来る製品や技術についてお話を伺いたいと思います. |
講演者 | 雨宮 清 (山梨日立建機株式会社 代表取締役) |
総合司会 | 秋田 秀樹 (日立建機株式会社) |
開催日時 | 2010年5月18日(火) 15:10〜16:40 (講演、質疑応答時間を含む) |
会場 | 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟セミナーホール417号室 |
定員 | 300名程度 |
参加費 | 無料.非会員の方の聴講も歓迎します. |
問合せ先 |
「トライボロジー会議
2010 春 東京(代々木)」実行委員会 特別フォーラム担当 |
--> Last modified: Apr. 14, 2010
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