転がり疲れ研究会について

 本研究会は、昭和54年に始まり、40年にわたって転がり疲れに関するディスカッションを行なっています。対象とするトピックスは、転がり接触を伴う種々の機械要素とそのシステム、ならびに材料・潤滑剤などです。その研究者や技術者が集い、自由闊達な雰囲気の中、転がり疲れに関する話題提供と討論を行なっています。
 転がり疲れは機械の故障に繋がる非常に重要なテーマですが、現象の理解が難しく、半ば「永遠の課題」のような捉え方をされがちです。しかし、企業の皆さんが持っておられる現場の感覚、事例、研究成果と、大学や研究機関の方々の研究成果を連携させれば、少しずつ問題は解決でき、逆にこれらが産業の強みとなると考えています。
 転がり疲れに携わっておられる方、興味がおありの方、どうかまずはご参加戴ければ幸いです。
 なお、活動の頻度は年に2~3回で、現在委員は約35名です。

【開催報告】第128回研究会 2024年1月12日開催

第128回の転がり疲れ研究会を2024年1月12日にオンラインで開催しました。

「最近の転がり疲れの現象に関する研究」と題して、3件の話題提供の後、
活発なディスカッションが行われました。
講師の方、参加者の方に御礼申し上げます。

 話題提供(1) 伊藤 博史 様 日本精工株式会社 
 転がり軸受の介在物起点はく離に及ぼす介在物存在深さの影響に関する研究

 話題提供(2) 佐藤 美有 様 NTN株式会社
 Development of Hydrogen Embrittlement Resistant Bearings

 話題提供(3) 大野 拓矢 様 出光興産株式会社
 材料の硬さ・粗さ及び潤滑油添加剤の違いが転がりすべり潤滑に与える影響
    
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今後の研究会開催の予定
第129回研究会は、2024年3月を計画していましたが、4月以降で再検討中です。
決まり次第、会員の方に案内を差し上げる予定です。

トライボロジー会議秋名護でシンポジウムを開催予定です。
講演を募集しますので、ご検討お願いいたします。
参加をご検討お願いいたします。

活動の記録

研究会の開催記録(第122回~128回)はこちらをご覧ください。

活動記録 [pdf:84.5KB]

お問い合わせ

多くの方のご入会をお待ちしております。まずは研究会にご参加戴き、ご入会はその後でご判断頂ければ結構です。
<第68期運営担当>
 主査: 植田 光司(日本精工株式会社) ueda-k(a)nsk.com
 幹事:(代表)橋本 翔(日本精工株式会社) hashimoto-sho(a)nsk.com
          大滝 亮一(シェフラージャパン株式会社) ryoichi.otaki(a)schaeffler.com
                  
※上記アドレス内の(a)は@に置き換えてください