工作機械のトライボロジー研究会

研究会設立の趣旨
先進工業国において,各種工業製品を作り出す上で工作機械は基盤的な役割を担っています.日本がこの分野で今後も世界をリードしていくには,日本の工作機械を支える技術力をより一層高めていく必要があります.特に,主軸や案内面,各種加工作業,省エネルギー等では,トライボロジーが重要な役割を果たしています.本研究会は参加する会員の課題や成果の討論を通して,工作機械のトライボロジーに係わる研究と技術の発展に寄与すると共に,日本の工作機械の技術が今後も世界のトップクラスを維持していく一助とするために平成27年1月に設立されました.
会員の状況
工作機械や各種機械要素(転がり軸受,流体軸受,すべり案内面,リニアガイド等),潤滑剤,加工法,加工油剤,工具等に関係する研究者や技術者が多数参加しています.平成28年5月時点で会員数75名です.研究会では実際に工作機械を使用されている企業の方からご要望やアドバイスを頂き,それを研究会の活動に反映したいと考えています.常時会員の募集を行っていますので多方面からの研究会への参加よろしくお願いします.
活動状況(次回研究会について)
第19回研究会 2023年2月24日(金)
●日時: 2023年2月24日(金)13:00 ~ 17:00
●開催場所:東京理科大学(神楽坂)森戸記念館 地下1階 第一フォーラム
東京都新宿区神楽坂4-2-2
●開会の挨拶および研究会議事
13:00~13:10 東京理科大学 教授・研究会主査 野口 昭治
●話題提供
(1) 13:10~14:10 深田 茂生 氏 (信州大学 工学部 機械システム工学科)
「送りねじの摩擦と精密位置決め特性」
(2) 14:10~14:55 板橋 成政 氏 (日本トムソン株式会社 技術センター 技術研究所)
「ローラタイプ直動案内機器の最新技術」
(14:55~15:20 休憩)
(3) 15:20~16:05 岩瀬 駿介 氏 (日本精工株式会社 コア技術研究開発センター 第二研究開発室 潤滑研究グループ)
「電気インピーダンス法による油膜モニタリング技術の紹介と今後の展望」
(4) 16:05~17:50 岡野 知晃 氏 (出光興産株式会社 潤滑油二部 営業研究所加工油グループ)
「界面化学的アプローチによる水溶性切削油の高機能化」
●閉会の挨拶および事務連絡
16:50~17:00
●技術交流会
会 場:未定(会場検討中)
時 間:17:15~19:15
参加費:3000円
入会案内
主査:東京理科大学 野口 昭治
幹事:株式会社ジェイテクト 若園 賀生
研究会の年会費は3000円で,年3回東京理科大学森戸記念館にて開催予定です.常時会員の募集を行っていますので多方面からの研究会への参加よろしくお願いします.但し,入会後1年以内に日本トライボロジー学会の個人正会員になる必要があります.研究会参加申し込みは,研究会幹事までご連絡お願いいたします.
研究会幹事連絡先
- 若園 賀生
- 株式会社ジェイテクト
- E-Mail. yoshio_wakazono@jtekt.co.jp