第1回 2023年度 日本トライボロジー学会 絵画コンテスト 結果発表


日本トライボロジー学会では,夏休み絵画コンテストを通じて“摩擦(まさつ)・摩耗(まもう)・潤滑(じゅんかつ)”をさまざまな幼児・児童・生徒の皆さんに考えてもらい,それを絵にして表現していただきました.さまざまな視点から表面のことを考えていただいた応募総数19作品の中から優秀賞と佳作の計4作品のほか,応募いただいた作品を紹介いたします.たくさんのご応募ありがとうございました!
2023年10月27日 
日本トライボロジー学会 増強委員会 次世代教育WG

優秀賞



有松中学校 古城 二虹 さん

テーマ名
摩擦の力でほどけない! ご縁結び
テーマ説明
大好きなもの.かけがえのない友.かなえたい夢.
一度結んだご縁は,摩擦の力でほどけません.
これから出会うたくさんの出来事にご縁を結んでみませんか?

佳作


幼稚園 塚本 七瀬 さん
テーマ名
虹のすべり台
テーマ説明
公園のすべり台は摩擦があるからすべりにくいけど,虹のすべり台は摩擦が無いから良くすべって楽しいな.



大曽根小学校 天利 結菜 さん
テーマ名
摩擦の花火
テーマ説明
幼少期に見た絵本『くれよんのくろくん』を参考にスクラッチアートをしました.クレヨンで画用紙にカラフルな色を塗り,その上から黒色のクレヨンを重ね塗りした後,シャーペンで黒色のクレヨンを削り落として,花火を描きました.はじめは絵本のようにはいかないのでは?と半信半疑でしたが,摩擦すると色が見え,楽しく取り組めました.製作後は,削りカスで机が真っ黒になりましたが摩擦を身近に感じることができました.



本町小学校 青柳 杏 さん
テーマ名
まさつねつ
テーマ説明
この絵は,男がくびにひもやたおるをスリスリこするとまさつねつがおきます.そのおかげで男はあったかくなります.このようなことをまさつねつと言います.ほかにも,手と手をスリスリこするとあったかくなります.これもまさつねつです.わたしがこの絵をかいたきっかけは,学校でじこしょうかいのときくびにわたしの名まえをさげたとき,おともだちが「さむいなぁ」と言って,じこしょうかのひもをスリスリとこすったらおともだちが「あったかーい」と言っていたので,まねをしてみました.そしたら,ほんとうにあったかかったです.それがこの絵をかいたきっかけです.わたしは,まだまさつねつをよく知りませんが,まさつねつは,「ふしぎだなぁ」と,わたしは思っています.

総評

審査にあたり,応募者の学年を考慮し,絵のできばえや説明文をじっくり読ませていただきました.体験をもとにした身近な摩擦を取り上げた作品,摩擦や摩耗を考えながら時には家族のことや友人のことを思う作品,SDGsを意識した工学・工業に着目するような作品まで様々な作品に出会うことができました.審査員にとって思いもよらない摩擦の利用方法が描かれるなど,作品の応募をしていただいた皆さんの多様な価値観や考え方に触れることができました.来年もたくさんのご応募お待ちしております!

その他応募作品

 
 阿出川七海さん
 じいじ公園のすべり台
              
 
 中村真人さん
 移動は皆ソリコプター
「日本中どこでもひと滑り」
 
 中村直人さん
 掴んだら離さないクレーンアーム
「目指せゲーム名人」
   
 中村暁人さん
 エンドレス滑り台
 ずっとお友達と遊ぼう
  
  小山田琴葉さん
  あわあわマシン
 
  
 萩野心梛さん
 まさつを変えられる
 トランポリンで上下移動
  
 山本陽翔さん
 ころころのみち
 
  
 上原歩純さん
 水を吸収してすべらない
 バスケットシューズ
  
 上原毅大さん
 はきやすくてすべらない
 アスリートシューズ
  
 松村周さん
 つるつるすべすべでハラハラ
 ドキドキの公園
  
 野老山三奈さん
 身近なもので発電
 
  
 野老山大悟さん
 新幹線の摩擦を減らす夢の軸受
 
 青柳裕吾さん
 水とシール
 

 古城凛空さん
 未来へ! 
 スーパーエコロジーモビリティ!

 古城光朗さん
 身近なゴミを摩擦の力で
 リサイクル