倫理シンポジウム

倫理シンポジウム ~トライボロジストとしての技術者倫理・研究者倫理~

 本学会は2012年に倫理綱領を定め,学会として研究者,技術者の社会的な責任の重要性を明確にしています.このことは今後とも本会の基本的な姿勢として維持されるものです.科学者,技術者には「自らが携わる研究の意義と役割を公開して積極的に説明し,その研究が人間,社会,環境に及ぼし得る影響や起こし得る変化を評価し,その結果を中立的・客観性をももって公表するとともに社会建設的な対話を築くように努める」(日本学術会議「科学者の行動規範」より引用)義務があります.このような本会の姿勢を会員に広く宣伝し,学会員の倫理的な意識の高揚に努め,学会員が社会に対して科学者,技術者としての責任を果たし,より良い社会建設に貢献するよう,本会会員の倫理意識の高揚と確立のためにシンポジウムを開催いたします.奮ってご参加いただけますようご案内申し上げます.

日本トライボロジー学会 倫理委員委員長 長富 悦史

プログラム

5月19日 A会場 13:00~15:00

座長:トライボロジー学会会長 益子 正文 氏

(1)13:00~13:20 長富 悦史 氏(学会副会長,倫理委員委員長)
「JASTの倫理問題への取り組みについて」

(2)13:20~13:50 堤 正臣 氏(東京農工大学理事・副学長)
「研究者倫理の本質ー研究論文と不正行為ー」

(3)14:00~14:30 大輪 武司 氏(金沢工業大学客員教授)
「技術者倫理」

(4)14:30~15:00 伊藤 周作 氏(弁護士,林・園部法律事務所)
「本学会の著作権問題の考え方」