特別フォーラム

特別フォーラム

トライボロジー会議 2019 春 東京 特別フォーラム

 本特別フォーラムは,明治大学 中村卓教授による食品構造の制御によるおいしい食感のデザインに関するお話と,北海道大学大学院 谷口勇仁教授による組織における規則違反行動防止のポイントに関するお話の二部構成で開催いたします.

  • 講演題目 第1部

    【おいしい食感とレオロジー・トライボロジー・モルフォロジー】

    [講演要旨]
     現在の食品開発では,知覚レベルの食感表現(かたさ・粒の大きさ等)ではなく,おいしさを示す感性的な食感表現(もちもち・とろ~り等)の実現が求められている.そのためには,おいしさを表現する感性的な食感表現を具体的に制御可能な食品属性に見える化する必要がある.「もちもち」や「クリーミー」のようなおいしさを示す感性表現を,レオロジー・トライボロジー・モルフォロジーを基盤として,食品構造破壊時の力学特性・構造状態へと翻訳することで,「おいしい食感」のデザインへのアプローチ方法を紹介する.

    [講演者]
     中村 卓 氏
     明治大学農学部 教授

    [司会]
     秋田 秀樹 氏
     日立建機株式会社 先行開発センタ 主任技師
     トライボロジー会議2019 春 東京 副実行委員長

    [開催日時]
     2019年5月20日(月) 14:50~16:00 (講演,質疑応答時間を含む)

  • 講演題目 第2部

    【組織不祥事とコンプライアンス-不正のトライアングルからの検討-】

    [講演要旨]
     近年,日本の製造業において,品質に関連する不祥事が相次いで露見している.このような組織不祥事において,その発端として指摘されているのは「従業員の規則違反行動」である.従業員の規則違反行動により,規則が形骸化し,結果として組織不祥事に至るプロセスが想定されているのである.そこで,講演では「なぜ,規則違反行動が起きるのか」について,不正のトライアングルの観点から検討を行い,組織構成員,管理職,コンプライアンス担当者における規則違反行動防止のポイントを解説する.

    [講演者]
     谷口 勇仁 氏
     北海道大学 大学院経済学研究院 教授

    [司会]
     福澤 健二 氏
     名古屋大学 大学院工学研究科 マイクロ・ナノ機械理工学専攻 教授
     日本トライボロジー学会 倫理委員会 副委員長

    [開催日時]
     2019年5月20日(月) 16:05~16:50 (講演,質疑応答時間を含む)

  • 会場

    国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟4階417号室

  • 定員

    300 名程度

  • 参加費

    無料.非会員の方の聴講も歓迎します.

  • 問い合わせ先

    「トライボロジー会議 2019 春 東京」実行委員会 事務局
    TEL:03-3434-1926  E-mail:jast@tribology.jp