イブニングフォーラム
イブニングフォーラム
トライボロジー会議 2018 秋 伊勢 イブニングフォーラム
トライボロジー会議 2018 秋 伊勢のイブニングフォーラムでは,開催地伊勢の名産品である真珠の養殖技術とその事業展開について,ならびに,元祖ふれあい水族館として有名な伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイスに関わる地域経済活性化について,2件の魅力あふれる講演をいただきます.多数の皆さんのご参加をお待ちしております.
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講演
講演1.御木本幸吉~真珠発明とその事業
松月 清郎 氏
ミキモト真珠島 真珠博物館 館長
[講演要旨]
真珠が今日のように宝飾品として広く普及した背景には養殖技術の発展がありました.その先駆けとなり,真珠産業の基礎を築いたのが鳥羽の御木本幸吉(1858年~1954年)です.天然真珠の稀少性に着目した幸吉は,貝の増殖,さらに真珠そのものの養殖実験を手がけ,鳥羽の相島(現在のミキモト真珠島)で最初の養殖真珠を取り上げたのが1893年,今から125年前のことでした. 講演では真珠の構造,成因などの基本を踏まえて,天然真珠の用途と価値,幸吉の生い立ちと人脈,そして発明に至る経緯とその後の事業展開を解説いたします.明治時代のアントレプレナーの心意気を感じ取っていただければ幸いです.
講演2.地域経済に新しいチカラを
小山 毅志 氏
株式会社伊勢夫婦岩パラダイス 取締役 最高執行責任者 兼 総支配人
[講演要旨]
伊勢夫婦岩は,古来より伊勢神宮の参拝客がここで身を清め,外宮,内宮とまわるのが習わしとなっており,昭和の時代には大きな賑わいをみせていた.その当時は団体バスツアーが主体であり,ドライブイン事業を営んでいる弊社にも多くの観光客が押し寄せていたが,平成に入ると団体客から個人へと変化.道の駅という新たな競合の出現や,近隣には個人客に魅力的な「おかげ横丁」の台頭の影響で,夫婦岩の客数の落ち込みは長期にわたり続いている.その状況を弊社ではマーケティングの手法を活用し,この地に訪れたくなる新たな魅力開発を進めることでV字復活を目指しています.現在進めているドライブイン事業の戦略および,いち早くターンアラウンドを実現している水族館事業の成功事例をご紹介します. -
講演者
松月 清郎 氏
ミキモト真珠島 真珠博物館 館長
小山 毅志 氏
株式会社伊勢夫婦岩パラダイス 取締役 最高執行責任者 兼 総支配人 -
総合司会
竹市 嘉紀 氏
豊橋技術科学大学
坪井 涼 氏
大同大学 -
開催日時
2018年11月7日(水) 17:30~19:00 (講演,質疑応答時間を含む) (予定)
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会場
伊勢市観光文化会館(シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢) 展示室(A会場)
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参加費
\1,000(三重県ゆかりの高級お弁当とお茶が付きます)
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問合せ先
「トライボロジー会議 2018 秋 伊勢」実行委員会 竹市 嘉紀
〒441-8580 愛知県豊橋市天伯町雲雀ケ丘1-1 豊橋技術科学大学機械工学系
TEL: 0532-44-6663,E-mail: takeichi@tut.jp