特別講演会
特別講演会
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講演1
【小泉八雲がみた、「神々の国」出雲】
[講演者]
小泉 凡(こいずみ ぼん) 先生
島根県立大学名誉教授・小泉八雲記念館館長
[講演要旨]
ギリシャ系アイルランド人作家ラフカディオ・ハーン(小泉八雲/1850-1904)は、1890年8月から1年3か月を英語教師として松江に過ごし、その魅力を後にベストセラーとなる代表作『知られぬ日本の面影』にみずみずしく描写します。先駆的なサウンドスケープのまなざしで、町の音に耳傾け、宍道湖の風景に「陰」と「移ろい」を見出し、出雲大社訪問では神道の神髄を体感します。出雲の地における日本文化の体験的理解が、ひいては八雲を愛読したひとりのアメリカ人将校を介して、戦後日本の方向性にも影響を与えることになります。小泉八雲の異文化に対するオープン・マインドなまなざしは、現代のSDGsとも響き合う価値観を孕んでいます。 -
講演2
【妙なる響き ~中欧の打弦楽器ツィンバロン~】
[講演者]
斉藤 浩(さいとう ひろし) 先生
ツィンバロン奏者
[講演要旨]
弦をたたいて音を出す楽器のことを総称して「打弦楽器」と呼びます。日本ではあまり馴染みのない楽器ですが、世界中に大小様々な打弦楽器が存在します。その中で最も大型のものが中欧の「ツィンバロン cimbalom」。演奏を通して、楽器の構造、バチの種類などご紹介するとともに、コロナ禍での音楽の在り方や今後の可能性についてもお話します。まずは、ツィンバロンの音色、響きに触れ、その不思議な魅力を感じていただきたいと思います。 -
問い合わせ先
「トライボロジー会議 2021 秋 松江」実行委員会 事務局
TEL:03-3434-1926 E-mail:2021matsue@tribology.jp