特別フォーラム
特別フォーラム
本特別フォーラムでは,経済産業省の富永さま,株式会社テクノバの丸田さまをお招きして,カーボンニュートラルの実現に向けた技術動向についてご講演いただきます.
開催日時 2022年5月24日(火)14:45~16:45(講演,質疑応答時間含む)
会 場 オンライン方式での開催に変更されました.
参加用URLは,当ページ下部の会場欄に記載しております.
講演会終了につき,URLは削除させていただきました.たくさんの方のご参加ありがとうございました.
参 加 費 無料,非会員の方の聴講も歓迎します.
資 料 講演に使用された資料の配布については,配布方法等を現在検討中です.
決まり次第,詳細を本HPに掲載しますので,少々お待ちください.
講演会終了につき,URLは削除させていただきました.たくさんの方のご参加ありがとうございました.
参 加 費 無料,非会員の方の聴講も歓迎します.
資 料 講演に使用された資料の配布については,配布方法等を現在検討中です.
決まり次第,詳細を本HPに掲載しますので,少々お待ちください.
講演題目①
「気候変動対策のカギを握る,CCUS/カーボンリサイクル技術の取組と展望」
[講演者]
富永 和也 氏
経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部石炭課/カーボンリサイクル室 課長補佐
[講演要旨]
近年,地球温暖化への関心は高まっている.2015年の国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)においてパリ協定が採択され,2050年までの地球の平均気温上昇を2℃以下に抑え,また1.5℃以下とする努力を追求するという国際的な目標が定められた.この実現のために,2020年の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)において,日本は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとし,カーボンニュートラルを実現することを表明した.
2021年の国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)では,2050年までの平均気温上昇を1.5℃以下とするために努力を追求することが合意された.パリ協定と比較すると2℃という表現が削除され,より高い目標設定となり,これまで以上に温室効果ガスの排出量削減が求められることになる.
カーボンリサイクルは,カーボンニュートラルを実現するためのキーテクノロジーである.日本政府は,技術ロードマップの策定,グリーンイノベーション基金をはじめとする技術開発・実証の実施,国際展開等を通じて,産学の取組を後押ししている.本講演では,カーボンリサイクル政策の背景,開発・社会実装の国際動向,政府の取組,今後の展望などについて紹介する.
講演題目②
「水素・アンモニア・合成燃料をめぐる世界の動向」
[講演者]
丸田 昭輝 氏
株式会社テクノバ エネルギー研究部 統括主査
[講演要旨]
世界的なカーボンニュートラルの動きを受けて,脱炭素燃料として水素,アンモニア,そして合成燃料(E-Fuel,E-Gas)に関する動きが世界的に活発になっている.
水素は,それ自体が低炭素エネルギーとして多様な用途への利用が期待されており,COP26でも水素の重要性が世界のリーダーから指摘されている.水素は道路交通用燃料の他,将来は製鉄への利用(水素製鉄)も想定されている.また水素はアンモニアや合成燃料の製造には不可欠であり,米国や欧州では2030年に向かって大幅な低コスト目標が定められている.
アンモニアは,既存の用途である肥料の製造の他,日本では石炭火力への混焼やアンモニア専焼として発電に使うことが想定されているが,世界的には船舶用燃料としての活用が期待されている.
合成燃料のうちでも液体燃料(E-Fuel)は,欧州では航空機燃料(SAF)として期待されているが,道路交通用燃料としての期待はそれほど高くないのが実情である.また気体燃料(合成メタン)は,欧州でも天然ガス網への注入が考えられているが,2050年に向かって最も期待されている気体燃料はむしろバイオメタンである.
なお,合成燃料の製造には水素の他にCO2が必要であるが,産業界が排出するCO2を再利用する場合は,欧州では欧州排出権取引(EU ETS)との関係で上流責任になる可能性が高い.本講演では,水素・アンモニア・合成燃料をめぐる世界の動向について解説する.
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司会
田川 一生 氏
ENEOS株式会社 潤滑油研究開発部
トライボロジー会議2022春 東京 実行委員長 -
日時
2022年5月24日(火) 14:45~16:45 (講演,質疑応答時間を含む)
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会場
聴講される際は,以下のZoom用もしくはYouTube用リンクよりご参加ください.
⇒講演会終了につき,URLは削除させていただきました.
たくさんの方のご参加ありがとうございました.
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定員
Zoomの参加定員は500名となります.
定員を超えた場合は,YouTubeでのご視聴をお願いいたします. -
参加費
無料
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問い合わせ先
「トライボロジー会議 2022 春 東京」実行委員会 事務局
TEL:03-3434-1926
E-mail: 2022tokyo@tribology.jp(@を半角に変換してください)