特別フォーラム

特別フォーラム

本特別フォーラムは,二部構成で開催いたします.第一部は,近年の人工知能に関する研究や様々な現象のシミュレーションの研究が活発に行われており,トライボロジーの観点からも重要なテーマです.本講演では東京工業大学の長谷川晶一様をお招きして,VR空間における摩擦現象の実現についてご講演頂きます.第二部は,研究活動における不正事案は世間に与える影響は大きく,研究不正の対応は重要な課題であります.本講演では公正研究推進協会の三木哲也様をお招きして,研究不正の実情と対応に関してのご講演頂きます.

 
開催日時   2023530日(火)14:5016:50(講演,質疑応答時間含む) 
会      場   国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 4 階 417 号室+オンライン(Zoom)
定  員 300名程度+Zoom 100名
参  加  費 無料,非会員の方の聴講も歓迎します.
Zoomミーティングでの参加は聴講のみとして下さい.

講演会終了につき,URLを削除いたしました.たくさんの方のご参加有難うございました.
下記URLより特別フォーラムの動画にアクセス可能です.
 [動画の公開期限:2023年9月末] 
※動画は視聴のみとなっております。動画のキャプチャーなどはしないようにお願いします。

講演題目1「バーチャルリアリティにおける摩擦のリアリティの実現とメタバースへの応用の期待」

[講演者]
長谷川 晶一 氏
東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所 准教授
 
[講演要旨]
バーチャルリアリティ(VR)空間の物体に触れ,操作する際に,手に加わる力や振動を提示することで現実に近い器用な操作や材質提示が可能だと知られている.物体と手の間に滑りが生じる場合,摩擦現象に起因する複雑な力と振動が加わるため,これらの再現により操作や提示の質の向上が期待できる.私の研究室は LuGre モデルに静止摩擦係数の固着時間依存性を統合した摩擦モデルを提案・利用し,シミュレーションモデルを滑らせた際の加速度が現実の指を滑らせた際の加速度に合致するようモデルのパラメータを同定することで,現実に近い加速度を発生させる摩擦モデルを構築している.また,このモデルを用いて手に力と振動を提示し,材質感や操作感への影響を調べている.本講演では,これらを紹介するとともに,VRとメタバースへの応用の期待について話す.

 

[講演動画]

講演題目 2「事例に学ぶ研究不正の実情と対応」

[講演者]
講 演 者  三木 哲也 氏
     公正研究推進協会 理事(電気通信大学 名誉教授)
 
[講演要旨]
研究開発における倫理的不正行為は,当事者や所属組織のみならず科学技術界全体の信頼感を損なうことになる.科学技術の高度化に伴い研究開発の細分化と競争激化が進み不正行為が起きやすくなっており,その対策は重要なテーマである.この講演では,不正な研究開発の現状,その対策への取組みを紹介するとともに,学会の役割について考察する.
 
 

[講演動画]

  • 司会

    上村 秀人 氏
    出光興産株式会社 営業研究所 加工油グループ グループリーダー
    トライボロジー会議 2023 春 東京 実行委員長

  • 日時

    2023年5月30日(火) 14:50~16:50 (講演,質疑応答時間を含む)

  • 会場

    国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 4 階 417 号室

  • 定員

    300名

  • 参加費

    無料

  • 問い合わせ先

    「トライボロジー会議 2022 春 東京」実行委員会 事務局
    E-mail: 2023tokyo@tribology.jp(@を半角に変換してください)