特別講演会
特別講演会
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講演1
【楽しい大学のつくり方 ~OISTで拓く脳とAI研究~】
[講演者]
銅谷 賢治 先生
沖縄科学技術大学院大学(OIST) 神経計算ユニット 教授
[講演要旨]
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は,国際的で学際的な研究教育と沖縄の持続的発展をめざして2011年に開学されました.しかしその前に,沖縄のリゾート地で本当に世界水準の研究教育ができるのか,を試す先行研究事業が2003年に公募され,講演者はそれに応募し採択され2004年4月に沖縄に移住し新たなラボをスタートし,今年で20周年を迎えることができました.着任以来「沖縄での研究生活を思い切り楽しむ」を自らのミッションとして,脳の学習の仕組みとAIの学習アルゴリズムの研究を展開しつつ,研究者や学生を集め新たな大学をゼロから立ち上げる作業に奔走して来ました.OISTはNature Indexの正規化ランキングで世界トップ10に入るまでに進化を遂げましたが,日本の大学・研究機関の世界的な地位の低下が指摘されるなか,もっと楽しく先端的な研究のできる場をつくるにはどうすればいいか,私見を述べ議論を醸したいと思います.
※講演タイトルは変更になることもございます. -
講演2
【首里城美術工芸品の現状とこれから~修理と人材育成~】
[講演者]
幸喜 淳 先生
一般財団法人 沖縄美ら島財団総合研究所 琉球文化財研究室 室長
[講演要旨]
令和元年10月31日未明に国指定史跡で世界遺産でもある首里城跡にて火災が発生し,首里城正殿等を含む主要復元建物群が焼失・損壊しました.建造物の火災に伴い,施設内に保管されていた美術工芸品についても被害がありました.令和2年度の各分野の専門家による調査の結果,数多くの美術工芸品において熱や水害などの影響による劣化が見られました.現在,本格的な修理事業がスタートしており,本講演では首里城の再建と美術工芸品の被害と修理の状況を報告いたします.
※講演タイトルは変更になることもございます. -
司 会
澤江 義則 氏
九州大学 工学研究院 機械工学部門 設計・生体システム
トライボロジー会議2024秋 名護 実行委員長
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問い合わせ先
トライボロジー会議 2024 秋 名護 実行委員会 事務局
E-mail: 2024nago@tribology.jp(@を半角に変換してください)